奈良県は、茶製造工場の大規模合理化が進んでいる全国有数の茶生産県です。現在、県内で栽培されている品種の大半は「やぶきた」種であり、茶品質は、栽培条件及び収穫後製茶条件に左右されます。製品茶の品質は、極めて多数の成分の相互作用に依存するため、これまで、熟練者による官能試験に依存してきました。本テーマでは、機器分析とデータマイニング※の手法を組み合わせた新規の高精度品質評価システムを開発し、当該システムを用いて、栽培・製茶条件を合理的に最適化することを目的としています。 ※ 大量のデータに対して各種の解析技法を網羅的に適用して知識を取り出すこと
→ テーマ3 大和茶 研究成果はこちら