伝統的に、大和トウキと大和シャクヤクは高品質であると評価されていますが、科学的な根拠が必ずしも十分ではありません。また、大和シャクヤクは種子繁殖ができず、栽培量を増やすことが困難です。 近年、天然物から作られた医薬品や健康食品に高い国民の関心が集まっている一方で、輸入に多くを依存しており、品質や残留農薬などの問題から、近い将来、我が国の生薬市場も着実に成長するものと期待されています。その際に、科学的なデータで支持された高品質な奈良県産の生薬を、市場に供給する体制を早急に構築しようとするものです。
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