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トップページ>研究成果>テーマ1−1 吉野クズ
テーマ1−1
吉野クズの骨粗鬆症予防機能等の評価及び栽培・食品への活用 |
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クズ蔓の抽出物の骨吸収抑制作用を確認 |
クズ蔓の水抽出物[0.22r/日(大豆イソフラボン1日摂取制限30r(アグリコン換算)相当量)]を、骨粗鬆症モデルマウス(卵巣を摘出して女性ホルモン作用を抑えたマウス)に90日間投与したところ、骨基質が分解されて産出されるI型コラーゲンがさらに分解されて尿中に排出されるデオキシピリジノリン(DPD)量の減少が認められ、骨粗鬆症の予防効果を確認しました(図1・2)。 (DPDおよびNTXは有効な骨吸収マーカーとして用いられています。) |
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図1 骨髄中の破骨細胞の分化と成熟 |
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図2 尿中デオキシピジリノ量 |
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次に、CRO(受託臨床試験実施機関)に委託して、クズ蔓水抽出物[552r/日(大豆イソフラボン1日摂取制限30r(アグリコン換算)相当量)]を3ヶ月間、30人規模のヒト介入試験を実施した結果、投与終了2週後に被検食品を摂取した群で、NTX値の低下が認められ、腕の橈骨の骨密度も投与終了後に有意に上昇していることが認められました(図3)。
安全性については、機能性試験と同時に実施した試験中および終了後の被験者の血液および尿の検査結果から、肝機能等の異常は診られませんでした。 |
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図3 ヒト介入試験結果(3ヶ月) |
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クズ葉に多様な機能性成分を確認 |
クズ葉100g中には、抗酸化物質であるβ−カロテン(22.1mg)、α−トコフェロール(19.6mg)、ルティン(17.0mg)が多く含まれ、遅効性抗酸化作用を示すプテロカルパン類(Phaseollidin等)も含まれていることを確認しています。また、クズ葉の水抽出物が、血圧上昇に関与するアンジオテンシン変換酵素(ACE)を阻害する効果を、ラビットアイブルーベリーの葉やダイズと同等以上有していることを確認し(IC50=38μg/ml)、その主成分がゲニステイン配糖体を含むイソフラボノイドの配糖体であることが分かりました。 |
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詳細な研究成果は下記をご覧ください。 |
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◆ 機能性評価@ クズ蔓の抽出物の骨吸収抑制作用及び安全性の確認 |
◆ 機能性評価A クズ葉の多様な機能性成分の確認 |
◆ 栽培技術 クズの栽培方法と収穫適期の確認 |
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◎研究の詳細技術資料は、各研究毎にA4サイズ1ページから2ページです。
PDF形式になっておりますので、「PDF」アイコンをクリックしてご覧ください。 |
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