~「よろず支援拠点・創業塾」を経て夢を実現~
幼児向け書き方教室「ぷれぱらくらぶ」の創業
【支援に至る経緯】
ご相談者は子育ても終わり、何か社会貢献ができればと、以前から小学校入学前の幼児を対象とした幼児教室を開塾したいとの想いを持っておられました。
しかし、何から始めたらよいかがわからず、生駒市役所からの紹介で「奈良県よろず支援拠点」の合同相談会に参加されたのが、私たちとの最初のきっかけでした。
【課題の整理と分析】
ヒアリングを重ねるうち、課題が明らかになってきました。そのうち主な課題は下記の3点となります。
1 まず起業するための手順やしなければならないこと、分からないこと(開業手続、経理処理などの必要な事務処理)を整理する。
2 幼児教室で何をするかのアイデアはあるが、その集客方法や価格設定、運用内容(日時)などが定まっていない。
3 集客のための効果的なチラシの作成や、配布範囲(集客範囲)などが不明確。
【支援内容】提案とアドバイス
課題を整理し、解決のための順序を考えていきました。まず「奈良県よろず支援拠点」が主催する創業初心者セミナー『夢をかなえる土曜塾』をご案内しました。そこで創業に必要な知識を習得いただきました。
その後、創業時と半年後のそれぞれの目標集客数を設定。それに応じて授業枠(人数・日数)を仮決めして実施案を策定しました。
集客のチラシに謳うべきキャッチコピーやレイアウトなどを一緒に検討。さらに「奈良県よろず支援拠点」が所有する商圏分析ソフトを使って、効果的な配布範囲の検討を行いました。
【支援の成果】
開業に必要な手続きなど様々な事務処理は、「奈良県よろず支援拠点」にて手順を指南し、それをご自身で実施されました。
集客を開塾場所(ご自宅)から半径2キロメートルを基準にして、徒歩および車送迎を想定。近隣幼稚園の送迎ポイントで、そこに集まる母親にビラ撒きを実施しました。
チラシを全面的に見直し、キャッチには「小学校入学準備」というコピーを入れて明確な訴求強化に努め、複数の幼稚園から幼児が入塾することになりました。
平成30年3月にプレオープン後、同年10月にはその3倍強の生徒数にまでなっています。