~高齢化社会へ対応した補聴器ビジネス~
メーカー勤務の経験を活かし耳の健康をサポート
【相談者プロフィール】
大和高田補聴器
〒635-0085 奈良県大和高田市片塩町11-20
TEL:0745‐60‐6141
【支援に至る経緯】
ご相談者は元補聴器メーカー勤務で大和高田市出身の認定補聴器技能者でもあります。
『補聴器は買うときも使ってからも調整が大切』という考えで創業を決意。
大和高田商工会議所の創業セミナーを受講した際に、「奈良県よろず支援拠点」のチラシを見て、直接ご訪問されました。
【課題の整理と分析】
ヒアリングを重ねるうちに、以下の課題を確認して情報を共有しました。
1 補聴器ビジネスの市場規模は国内では推定550億円とニッチである。そのため商圏を狭くするとビジネスになりにくい可能性がある。
2 しかし商品としてはしっかりと説明をして納得してもらう直接消費者への販売となるため、効率の良い集客が鍵となる。それを可能にする販売方策を検討する。
3 価格ラインアップ毎に商材を集め、お客様のニーズ等に合わせた機能等の便益を提供する必要がある
【支援内容】提案とアドバイス
まず、店舗営業と連携先でのイベント営業を実施することをご提案。市内だけでなく、近隣府県での活動を行い、商圏を拡げることにしました。
また補聴器の機能による便益を明確にするために、無料お試し利用を行い、宣伝時にそれをしっかりと訴求するようにして、集客と効率を両立させるようにしました。
商圏を拡げることで連携先の獲得も視野にいれながらも、予算・効率を考えた広告宣伝策はしっかりと検討を重ねることとしました
【支援の成果】
創業に向けてしっかりと事業計画を作成した結果、日本政策金融公庫の融資も実現し、希望額の借り入れが出来ました。
店舗をオープンしてから店舗近隣にチラシの折込を実施した結果、100人の来店や問い合わせがあり、契約や修理サービスの受注に繋がりました。広告宣伝については「敬老の日」や「耳の日」など需要が高まるタイミングに合わせてチラシを配布することで効率的な集客に繋げています。
今後はさらに耳鼻咽喉科や介護関連事業所、またタクシー会社などとの連携先を開拓し、さらなる売上増を計画しています。