~売れ筋分析で販路拡大のステップに~
販路開拓と原価率の低減の両面を実現
【支援に至る経緯】
SIMPLE/POP/CHICをコンセプトに「実際に使う、でもどこか人と違う、ちょっと自慢できる」雑貨づくりで創業された相談者の次のステップは販路拡大に向けた取り組みでした。
奈良県商工会連合会より当拠点を紹介されたことから、商品の販路拡大及び事業化について当拠点の相談を受けるに至りました。
【課題の整理と分析】
現状分析から課題を把握すると、次の3つが浮かび上がってきました。
- 原価率と在庫高のバランスが取れる製品政策の導入
- 資金力に見合った戦略の構築
- 商社との取引では別箇の原価低減・在庫リスクの手法導入
【支援内容】提案とアドバイス
販売データの分析から売れ筋商品の生産ロット向上による原価率低減対策を提案しました。
具体的には販路開拓の機会である、「海外引き合い先」「ネット販売」に絞り込んだ展開案をそれぞれ提案。大手商社等には売れ筋商品の販売・OEM受注で、在庫リスクと生産ロット数の向上を成立させて、販売可能レベルまで原価を低減を目指しました。
【支援の成果】
売れ筋商品として、半年間売れ続けている商品を絞り込み、販売数をもとに生産量を引き上げたところ、原価率が約10%低減しました。
また、以前から引き合いのあった海外販路(台湾)へのネット販売を開始することができ、日本貿易振興機構(ジェトロ)の主催するステーショナリー輸出商談会にも参加して引き合い案件も獲得できました。